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2010/01/06 (Wed)

言葉の使い方は間違えています。
気にしてはいけない。

本日、リアルで、12月にOpを受けた方とお話していたのですが、
退院時の退院指導について。

年末にちょっと相談を受けた内容も含め、
ネットで、手術後の退院指導を、色々検索してみました。

結論として、
実際、自分が病院で働いていたときのものも含めてですが、
医療従事者サイドの退院指導になっていると感じました。
今回、お話を伺っている中で、もちろん、手術後の注意事項なども、お伝えすることは必要ではありますが、
それよりも、患者様が家庭に戻って生活する中で、知りたいと思うささいな質問についても、お知らせしておくべきではないかと感じました。

それは、風邪を引いた時の対応であったり、
はたまた、他の何か手術を受けたことに関して生じたことへの質問があった場合の問い合わせ先であったり、
入浴していいといわれても、実際に一人で家庭のお風呂に入る際に、心配になることへの対処方法だったり、
医療従事者としては、知識として持っているのに、その知識を直接必要とされている方にお伝えしないのは、
もったいなくもあり、個人個人への対応ではなく、マニュアル化しているから起こる問題のひとつではないかと思いました。

その方から、
看護師は、患者様からすれば、まず、すがりたい存在であると。
何か、入院中でも、心配になったり不安になったり、疑問があったりされたときに、まずは、看護師さんに相談する機会が多いと。
そんなときの看護師の対応ひとつで、不安は解消されるのだ。
精神的な支えなのだ。
と。
で、あるにも関わらず、概して対応がマニュアル化されているようで、丁寧な対応ではあるにも関わらず、不安が解消されないと おっしゃるのです。
なぜならば、そこに、看護師自身の考えや、心の動きが感じられないからなのだと。
そこに、看護師の適正の話もされておられました。

適正とコミュニケーション能力と。

この2つは、サービス業にとって、必要不可欠だと思います。

患者さんの症状を診る為には、コミュニケーション能力に長けているに越したことはありません。

現在、病院という現場からは離れている自分ではありますが、
お話を伺って、感服いたしました。

多分、この方は、コミュニケーション能力のかなり高い方でおられますので、
色々な視点から、病院という社会を観察し、その中で感じたことを、お話くださったのだと思うのですが、
このように具体的な感想ではなくとも、患者様は、みなさん思っておられることがあると思うのです。
ご家族も。

どうしても、病院という社会のルールを押し付けがちになってしまっているのではなかろうかと。
その中で、生活すつ患者様にも、もちろん、適応していただきたい部分もありますが、
両者の意見交換の場などがあれば、
お互いによりよい環境を作り上げることができるようになるのではないでしょうか?

どうせなら、快適に入院生活を送っていただけた方が良いと思うのです。
そして、退院してからも、不安と共存しながら生活しつづけるのは、辛いと思うのです。

書き足りないので、話が飛んでいるように見えますが、ワタシの中では、これがトリガーになって、思い出せるからよいのです。

一方通行でない医療になればいいな と 思う所存。

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* ILLUSTRATION BY nyao *